ロボット雑記・ニューロンの趣くままに

エンピツで書いていた「人形つかいのロボット雑記」をこちらに引っ越しました。かなり独断と偏見で書いてます。 【問題点】IE6でサイドメニューが乱れます。NN7でコメントへの記入が出来ません。

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SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか

新聞の書評で読んでみたい本
朝日新聞5月22日の古新聞より・・・ 渡辺正隆評

脳波、体内時計、神経系、レーザー、超伝導、月の公転、小惑星帯などの多様な自然現象に見られる秩序の謎を、非線形微分方程式などは全く使わずに「多彩な比喩」を駆使し「きら星のごとき先駆的研究者の逸話がちりばめられている」そうだ。

「ボース・アインシュタイン凝縮」のノーベル物理学賞受賞のプレスリリースに「原子にユニゾンを歌わせる」という一文があるらしい。たしかに美しい比喩だ。

オンライン書店ビーケーワン:SYNC
ISBN[4152086262]2005年3月 早川書房
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「考える脳 考えるコンピューター」

本日の朝日新聞 朝刊のブックレビューより

bk1:考える脳考えるコンピューター
:考える脳考えるコンピューター

:著者 伊藤 文英 / Blakeslee Sandra / Hawkins Jeff
:ISBN=4270000600
:出版年月 2005.3
:出版社 ランダムハウス講談社
:価格\1,995

について、評者 天外伺朗 氏が「知能を『行動』ではなく『記憶』から解明
というタイトルでレビュー(といえないような・・・)を書いている。
なのでまず、上記のリンクから、「普通の書評」を読まれることをお勧めする。

朝日の評者は、著者の紹介をしつつ、自身の経歴と重ね
携帯端末の開発や、本書の主題である「考えるコンピューター(コンピュータ では無く コンピューター で検索しないとでてきません)」に関する研究所を、著者は「レッドウッド神経科学研究所」を、評者は「インテリジェンス・ダイナミクス(動的知能学)研究所」を設立した事を上げ「共通点が多すぎる」とのべ、本書の内容から「ライバル視」する事を隠さず述べている。

「犬のようなロボットAIBO,二足歩行ロボットQRIOを開発し、作り込みによる知能の限界を知った。」とまで、上記研究の提唱・設立した動機として明記し、その意図するところは「著者と寸分たがわない」と言い切る。

その後で、多少「書評」らしく内容について
「大脳新皮質の機能について、実験的に確認されているそれ自身は必ずしも新しくないことを、無理なく強化、拡大し、大胆な仮説を提示している。
従来は知能を行動から定義して失敗してきたが、記憶から見るのが正解という。
抽象化や全体/細部、時間変化の大小などで、階層化された構造の中で上昇していく外部からのセンサー情報と下降していく記憶からの予測がせめぎ合う、という認知の構造を提唱している。
よくわかっている体験ほど下のほうで両者が一致し、まったく未知の体験は最上層を抜けて、海馬に達する。」
と紹介し
「ウ~ンマイッタ」「その通り 正解!」と、ここからまた書評じゃなくなる。
この本を読んで(自分との)日米対決を見よ! と〆る。

一緒に研究しましょう・・・とは言わないのは、本書には
「今後10年で、この分野でマイクロソフトのように成長する巨大企業が現れる。」と予想してあるからだろうか?
おそらく、マイクロソフトとの比較は、この新しい知能システムでなにかアプリケーションを作るというのではなく、アプリケーションを作るためのプラットホームを作りたいという意味だろう。
しかし、誰もがマイクロソフトのビジネスモデルを知ってしまったからには、誰かが「抜け駆け」するのは困難だ。ビジネスモデルそのものにも才能のある研究者が、新しいビジネスモデルを発案すれば、「気がついたら一人勝ち」になるかもしれないが・・・

過去の成功体験に固執するのは今のSONYが反省するべき点ではなかったのか?

内容については読んでみないとわからない。が、気になる点はある。「記憶」のメカニズムをどうとらえた上で書かれているのか。
いままでの研究成果で述べられられている記憶の「場所」の説明などは、記憶の場所と記憶が再生されている場所の区別がつかない。もしくは区別をしていない。
普通の人がいう「記憶」は意識に再生されたものをいう。
本書で議論されているのは無意識で存在する記憶であるはずだ。

ニューラル・ネットワークでなんとかなるというのは、無理があるので
おそらく本書のそういった指摘は正解だろう。
このブログの「ニューロンの趣くままに」は、書き散らかしの
いいわけ的ニュアンスであるが、もちろんそんな言い訳が成り立つと
本気で思っているわけではない。

まずは本を読んでみてから。

それにしても、ここまであからさまな「超書評」を書くのなら
ペンネームではなく、本名の 土井利忠 で良いのではないでしょうか?

本:脳の地図帳

誕生日に予期せずgeneさんより本を頂く。

【送料無料商品】脳の地図帳 人体スペシャル近年「脳」に対して、医療従事者や専門家だけでなく、一般の人たちも非常に関心が高まっています。ただ、「脳」のことを知りたくて関連図書を手にとってもたいていのひとは途中で投げ出してしまうのではないでしょうか。

本書は、発生学と解剖学を基盤としながら、脳の原型である脊髄からどのように複雑に変遷していくのか、その筋道を豊富なイラストでわかりやすく解説するものです。
ヒトの脳は、なぜ巨大化し、複雑になったのか? 
脳の形態の変遷をみきわめれば、脳が持つ機能が自然にみえてくる!!



脳科学関係の文章を読んでいると、しばしば「部位」を引き合いにして説明がされる。それが、たとえば「頭頂葉 中心後回 2野 (感覚野-体部位局在)」 とかで 漢字読むだけで疲れるし、だいたいイメージがさっぱりつかめない。ので、頭に入ってこない。

実は先日たまたま立ち寄った本屋で
脳と心の地形図

というのを買ったのであるが、索引が無かった!
これはこれで読み物としては十分に楽しめるし、なんども読み返すと思う。
脳科学の歴史的背景をコラムではさみながら、さまざまな研究者の研究成果をリタ・カータという一流の医療ジャーナリストがまとめている。それぞれの章は興味深いのであるが、最後に一番知りたい結論に到達しないのは、まだそこまで脳科学が進歩していないから、仕方がない事だと思う。

脳の地図帳のほうは、非常に複雑な脳の各部に、うまく案内してくれるし、それぞれの部分について、進化的にも発生的にも解説があり、胎児や他の動物とどのように異なっているのかまで知る事が出来る。それは「丸暗記」ではなく「脳の構造の意味」から自然に脳の機能が自然に理解できる(気がする)。
よくまぁ人間はココまで調べて一冊の本にまとめる事ができたものだと、感心してしまった。

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1999年AIBO以来のロボット好きです。
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